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ある程度資産を有する人にとっては、マイナンバー制度(国民総背番号制)は脅威であり、あらゆる対策(抜け道)を模索していることでしょう。 尤もマイナンバーなんかなくとも、ゲートキーパー法で資産の動きや資産捕捉はされており、マイナンバーの導入は資産課税(財産課税)や預金封鎖の口実にすぎません。
現実的に、預金封鎖やデノミを行うかどうかというと、確率は非常に低いでしょう。 確率は低いものの、法制度が着々と整えられている段階でであり、マイナンバーと預金口座が完全に紐づけされた時点で、いつでも執行できる状態にあるということになります。 住基ネットは失敗に終わりましたが、マイナンバーがその後釜として用意された形です。
先に述べたようにマイナンバーが無くても実際は把握(捕捉)されている(これは国税が銀行口座を調べ脱税を指摘できるのだから当然)ものであり、外国人の資産を除外するのが目的です。 しかし、強行となれば、日本経済も会社も雇用も滅茶苦茶になるので、基本的には、消費税や相続税などを増税することで、乗り切る方針が取られるでしょう。 ※ついにNHKニュースでも預金封鎖が取り上げられました。
それでも増税だけでは足りない事態となれば、いずれ強行される可能性も無いわけではありません。 政府としてもそのタイミングを国民に知らせてしまっては意味が無いので、いつでも起こりうる可能性があるということを念頭に対策を練る必要があるわけです。
※1 マイナンバーは、住民票を有する全ての方に1人1つの番号が付与される。
※2 社会保障、税、災害対策の分野で効率的に情報を管理し、複数の機関に存在する個人の情報が同一人の情報であることを確認するために活用される。
※3 所得や他の行政サービスの受給状況を把握しやすくなるため、負担を不当に免れることや給付を不正に受けることを防止する。(公平・公正な社会の実現)
※4 添付書類の削減など、行政手続が簡素化され、国民の負担が軽減される。(国民の利便性の向上)
※5 行政機関や地方公共団体などで、様々な情報の照合、転記、入力などに要している時間や労力が大幅に削減される。(行政の効率化)
はっきりいって、税金の無駄遣いであり、国民負担が軽減するといっても、今は行政の手続きも簡単【※3】【※4】【※5】になっており、メリットが薄いのです。 こんなもののために無駄な税金を使いまくり、とってつけた理由で、マイナンバーを推し進めるのは如何なものかと思うところです。
【※2】以外の項目は無駄そのものであり、また、公平・公正などというのはそもそも無理なのです。 これを考えている人間自体が、(脱税・利権・天下り・不正ばかりで)公平・公正に生きていないのですから。 政治家は根っからの嘘つきしかなれないものであり、国民にとって利益になるようなことをする政治家はすぐに失脚するものです。
反対する者は、汚職事件等ででっち上げられて表舞台から姿を消えていくのは、日本だけに限らずどこの国でも同じで、どうしたら良い政党・政治家が~というのは、そもそも人間の「欲」というものを無くさない限りは不可能に近いでしょう。 いつの時代も正義の味方として現れる政治家はいつの間にか消えてしまいます。
政治家にとって都合の良い事=国民にとって都合の悪い事
政治家にとって都合の悪い事=国民にとって都合の良い事
は永劫変わらないのでしょう。
預金封鎖
1933年03月04日…アメリカ
1946年02月16日…日本
1990年03月15日…ブラジル
2001年12月01日…アルゼンチン
2002年07月30日…ウルグアイ
2013年03月16日…キプロス
【メリット】 実物資産として、把握されにくい。 実際に売却してみないことには、価値がわからないので、資産課税がかけにくい。 ※宝石は、譲渡所得の対象となる資産に含まれているので、1個又は1組の価額が30万円を超えるものの譲渡による所得は課税される。
【デメリット】 宝石は、購入時と売却時の値段の差が大きすぎます。 新築で購入した家や新車で購入した自動車が、一日所有しただけで価値が下がりますが、それとは比較にならない程買い叩かれます。 そもそも値段なんてあって無いようなもので、適正価格自体不明、業者のいいなり価格といっても過言ではないでしょう。 ただし、うん十億円以上するような希少価値の高い宝石はは、???よくわからない世界です。
【宝石類まとめ】 資産として捕捉されない額の宝石を少しだけ。 他の資産が0になるよりはマシという程度。
【メリット】 価値が無くなることは無い。 世界共通で認められている。
【デメリット】 ゲートキーパー法で200万円以上の売買は、資産捕捉されるため、金保有はバレます。 金地金・金貨の没収となった場合、何もなくなってしまう。 没収に応じない場合は、逮捕されます。 自宅の軒先に穴を掘って埋めたり、トイレのタンクに隠したり、冷蔵庫の味噌の中に隠しても、そんなことはお見通しですぐにバレます。 ←国税職員が出版した書籍にも書かれていることが多いです。 200万円以下に分けて購入することでゲートキーパー法は回避できる。 実際、200万円以下でも調べようと思えば、調べられます。 少額での購入ができない。 混乱時には、1/10トロイオンスのコインが物々交換には妥当ですが、購入コストが割高になります。 1トロイオンスのコインの場合、現在のレートで17万円程度となり、物と交換するには高すぎです。
【金地金・金貨まとめ】 200万円以下でコツコツ購入すること。 1トロイオンス以下。 金地金はナンバーが入っているので捕捉されやすく、金貨のほうがより安全。 金地金は国内業者が製錬販売しているので、没収される(逃れたとしても売却できなくなる)可能性が高い。 メイプルリーフ金貨やウィーン金貨のように外国造幣局発行の政府が保証している法定通貨のほうが安全。 失くしてしまったといえば、没収しようが無く(たぶん)、混乱が終わったころに、あれ何故か金貨が出てきたぞ(ゴニョゴニョ)、ナンバーも入っていないので売りやすい。 ただし、税金は、購入額不明で処理する必要があるので高くなる。 預金封鎖対策には金貨、インフレ対策には金地金。
【メリット】 現金(日本円)・金地金・金貨は取り上げられても、不動産を取り上げられることは現実的ではない。 実際に住んでいるところを取り上げられたら暴動どころの騒ぎではない。
【デメリット】 資産として、真っ先に挙げられるのが不動産(土地・建物)で、資産課税の対象となりうる可能性が高い。 日本に限っては、人口減少の一途を辿り、土地価格が下落していくことは避けられない。(東京等、首都圏を除く)
【不動産(土地・建物)まとめ】 金が余っているなら、土地と建物は先に確保。 住んでいる家を出されるほどのことはない(はず)。 資産課税として、課される可能性はあり、その時に預金が無いと支払いができない。 そうなると結局売るしかない? しかし売るということは一部は保全されていることを意味します。
【メリット】 銀行の取り付け騒ぎや、引き出し制限がかけられても、自宅に保管してある現金は安心。
【デメリット】 泥棒や火事に常に気を配る必要が出てくる。 デノミ・新円切り替えになると、強制的に新しい通貨(紙幣)に交換しなくては使うことができない。 1日の交換限度額が決められており、預金しているのと大差はない。 紙幣は日銀が発行、硬貨は日本政府が発行しています。 硬貨は新円切り替えの対象とならないとも言われていますが、昔の預金封鎖時は、銀行で数えるのが不可能だったからとも考えられます。 現在は硬貨は機械を使えばあっという間にカウントできるので、すべて新円切り替えとなる可能性もある。 もしくは流通量の少ない500円玉以上は切り替えかもしれない。 100円玉以下は流通量が多く、全部切り替えるとなるとかなりコストがかかる。
【タンス預金(現金)まとめ】 500円玉以下の硬貨を大量に保管。 銀行の両替機で、1ロール50枚入りを何十回にも分けて、交換する。 100円玉は、1枚4.8g。 100枚で1万円=480g。 10,000枚で100万円=48kg。 嵩張る上、凄まじく重たいので、盗難の心配はあまりない。 100円玉は耐火性にも優れており、一般的な火事くらいでは溶けることが無い。 量が多すぎると思えば、500円玉にする。 ただし、500円玉は新円切り替えになる可能性が100円玉よりも高い。 新硬貨は100円玉よりも若干融点が低いので、溶けだしやすいが、一般的な火事の場合はこちらも平気。 万が一溶けだしてしまったり、焦げ付いた場合でも日本銀行に持参すれば交換してくれる。 あまり弄らずに溶けたままの状態で持っていくことがベスト。 ただし、持って行っても預金封鎖であれば交換してくれない。 500円玉1枚=7g。 タンス預金を紙幣で保管する意味はほとんどない上、デメリットだらけなので、紙幣は1ヶ月分くらいの生活費で十分。 紙幣に関してはシロアリや紙魚にも注意しなくてはならない。
【メリット】 日本円の価値がなくなっても、海外の国の外貨であれば価値は不変。(日本ほどの国が問題となれば波及は避けられない)
【デメリット】 今は海外口座もすべて把握されている。
【海外口座預金(オフショア口座)まとめ】 現在は、規制により、海外口座を開設するのが難しくなっている。
【メリット】 日本円の価値がなくなっても、外貨であれば価値は不変。(日本ほどの国が問題となれば波及は避けられないが)
【デメリット】 預金封鎖が行われた場合、日本国内で外貨を両替できなくなる。 外貨紙幣もずっと同じデザインとは限らない。 火事や盗難の可能性。 日本円以外使ったことが無い人も多く、金融機関以外では断られる可能性が高い。(混乱期は金融機関では交換不可)
【外貨(現金)まとめ】 頻繁に海外に行く人にはおすすめですが、海外に行ったことも無い人が持っていても、国内で日本円に両替することすら難しい。 混乱期を脱出すれば両替可能になるかもしれない。
【メリット】 通貨発行権が政府や中央銀行ではなく、国ごとに管理されているわけではない。 世界中で共通の通貨となり、イメージとしてはゴールド(金)のデジタル版に近い。 すべての暗号資産を完全に把握するのが難しいが、法律が徐々に整い始めたので、まだわからない。 暗号資産(仮想通貨)の種類が多数ある。
【デメリット】 取引所やマイナー通貨の信頼性に疑問が残る。 マウントゴックスのように倒産してしまうと、無くなってしまう。 ネットが使えないと利用できない。 預金封鎖時にビットコインとお金を交換してくれる保証はない。(ただし、世界共通通貨なので使えるはず) 「暗号資産(仮想通貨)って何?」って人がまだまだ多い。 ブロックチェーンや通貨自体の仕組みが理解しづらい。 預金封鎖が行われたときに、「日本の」取引所はロックされる可能性あり。
【暗号資産(仮想通貨)ビットコインまとめ】 物々交換には適さないが、混乱期を抜ければ財産として持ち続けられる可能性はある。 そのうち規制がはいるはず。
【メリット】 盗難の心配が無い。
【デメリット】 預金封鎖となると、真っ先に没収。
【貸金庫(銀行)まとめ】 貸金庫と銀行預金ではまったく同じ扱いとなるので、預金封鎖には役立たない。
【メリット】 オンライントレードであればすぐに現金化できる。 預金封鎖時に株式まで没収されることは無さそう。 ただし今は誰でも株に即時資金移動できるので、課税対象となる可能性が高い。
【デメリット】 株価が大暴落する可能性もある。(資金が一斉に株式に入ってきて、その逆もまたあり。)
【株式まとめ】 ある程度は株式で運用しておくのも良い。
【メリット】 外貨交換可能なところであれば、交換可能かもしれない。
【デメリット】 口座自体にロックがかかる可能性が高い。 円の価値が下がり、今まで経験したことのないような急激な相場の変動でロスカットされる可能性が高い。(当然スプレッドが上下に開きまくりロングもショートもロスカット)
【FX(外国為替証拠金取引)まとめ】 外貨交換可能なところで少しづつ交換する。
【メリット】 インフレ対策としては良い。 24時間ほぼいつでも取引可能でコストも安い。
【デメリット】 口座自体にロックがかかる可能性が高い。 円の価値が下がり、今まで経験したことのないような急激な相場の変動でロスカットされる可能性が高い。(当然スプレッドが上下に開きまくりロングもショートもロスカット)
【CFDまとめ】 口座ロックで終了。 外国株や商品に投資している場合、または、CFDがメジャーではないことにかけるか。
財産として政府に捕捉されない形で保有することが望ましい。 誰もに共通して価値があるものには、捕捉されやすい傾向にある。 古本、切手、骨董品、などで価値のあるもの、実物資産でも個人の趣味に基づいたもの「例:高級カメラレンズ一式、高級オーディオなど(数百万~数億)」であれば財産税は免れやすい。 生活必需品及び食料品等の備蓄は必要。 掛け捨ての保険と同じく、預金封鎖が行われなければ、それでまた新しい備蓄に置き換える。
預金封鎖でなくとも、それに準ずるものは起きるのかどうか。 これはもう、関東大震災や富士山噴火が起こる起こると騒がれていて一向に起こらないのと一緒で、いつ起こるかはわからないし、起こらないかもしれない。 準備する人はするし、しない人はしない。 それはそれで納得しているのだから良いのでしょう。 ある程度資産があり、失いたくない人は保険の意味合いでポートフォリオを分散しておく。 やってはいけないことは、一つの資産に全部ぶち込むこと。 常に200万円以下で分割して購入し、銀行とのやりとりは10万円以下に分割して行う。
そんな、心配をするほどお金があればいいですけどね。 何十年先まで、ずっと大丈夫かというと、戦争(米中問題)に巻き込まれたりするかもしれませんし、それはわかりません。 日本の財政の現状は、心配するに及ばないけれど、増税だけは止まらないかな。