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鬼塚英昭「金は暴落する!2011年の衝撃」を読んだ

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鬼塚英昭 金は暴落する!2011年の衝撃(ロスチャイルド黄金支配のシナリオを読み解く)

金は暴落する!2011年の衝撃 ロスチャイルド黄金支配のシナリオを読み解く

金(ゴールド)が過熱していることもあり、気になっていた鬼塚英昭氏の「金は暴落する!2011年の衝撃(ロスチャイルド黄金支配のシナリオを読み解く)」を読みました。

本書によると金相場が動くのは、何もかもロスチャイルドと金融エリート集団による操作による結果であることのように書かれています。

アメリカ同時多発テロ以降ネットでも陰謀論を唱える人が多くなりましたが、実際その手の話が好きな人にはとっつきやすい本であり、陰謀論的な話を毛嫌いする人には理解しがたい内容になっています。

私も陰謀論説は嫌いではないため、序盤はそこそこ楽しめましたが、ロスチャイルド云々ばかりなので、後半は少々食傷気味に…。 その手の話はインターネットの情報サイトで散々読んでいるので新鮮味がありません。 ロスチャイルドに関する歴史の勉強にはなるかも。

気になった点

資金の向かう先

鬼塚英昭氏の提示した価格より更に上に突き抜け、現在のレートは1トロイオンス1,550ドル近辺で取引されています。 書籍の内容を鵜呑みにしてトレードした場合、ロングポジションを閉じるだけなら簡単な話ですが、ショートポジションを持っていた場合はどうにもならない状況です。 ゴールドも暴落し、ユーロもドルもだめ、となるとどこに資金が向かうのでしょうか。