投資珍道中

オリンパスの損失隠しと上場廃止懸念

投稿日:

オリンパスが連続ストップ安に

想像以上に大変な状況に陥ったオリンパス。 800円台からナンピン開始するつもりでしたが、窓を開けて400円台に。 上場廃止懸念でストップ安連発。 現在は監理銘柄に指定され、マネーゲーム化して手が出せない状況とニュースでは解説されています。 こうなると投資対象(投機)としてはますます面白くなります。

オリンパス再生の道

「Olympus grassroots オリンパスの再生に向けて、社員が立ち上がるサイト」というのが出来ていました。 その後、消えてしまいましたが。

現在は賛同者の名簿は見れない状況ですが、私が確認したときは個人名も部署も掲載されていました。 我先に署名するのは勇気がいることですが、上場廃止となれば、内視鏡事業以外は解体して人員削減も余儀なくされるでしょうから、クビ覚悟で賛同する人は多いのでしょう。 12月14日までに間に合わなければ終了なので、賛同に関してはあまり意味を成さないかもしれませんが。

経営方針説明会が行われる予定

16日には、取引金融機関との会合が行われ、経営方針について説明される予定です。
オリンパス向け融資額は、
三井住友銀行…903億円
三菱東京UFJ銀行…779億円
みずほ銀行…620億円
三菱UFJ信託銀行…300億円
日本生命保険…245億円
その他含んだ合計…3,650億円
となっています。

信用できない経営陣

これまでの経緯からオリンパス経営陣は信用に値しないと判断され、外国人投資家勢は引き上げるでしょうし、刷新しなくてはならないでしょう。

元々はFACTAの切り込みから問題が発覚した事件と思われますが、バレなければずっと隠し続ける予定だったのではないでしょうか。 それでも20年隠し続けたというのは異常で、解任だけでは許されないことです。 違約金払っただけで許されるなら、粉飾決算やり放題となってしまいます。

元社長を含めた3人はどうしようもないですが、これだけの企業が上場廃止ともなると日本企業全体に大きなダメージが生じるため、なんとか頑張って欲しいものです。