投資珍道中

追加金融緩和(量的緩和)後のチャート

投稿日:

日銀は市中への資金供給を最大10兆円増やす追加金融緩和(量的緩和)に踏み切りました。 最近の単独介入は失敗に終わっていますが、今回は覆面介入を含めかなり本気のようです。

下記画像は日足チャート。 黄線はボリンジャーバンド:幅±3σ(期間21)、青線はエンベロープ:幅±5%(期間21)。

標準偏差:±1σ(確率:68.27%)
標準偏差:±2σ(確率:95.45%)
標準偏差:±3σ(確率:99.73%)

株価が反転するタイミングを測るトレンド系テクニカル指標で、上記の確率は統計学上の数値。 ±1σには68.27%の確率、±2σには95.45%の確率、±3σには99.73%の確率で分布します。

ボリンジャーバンドは過熱してくると幅が急拡大するため、±2σの逆張りとして用いるには危険で、順張りで使うのが基本です。

そこでエンベロープを組み合わせています。 エンベロープは移動平均線を一定の幅で上下に乖離させただけの線で、ボリンジャーバンドよりは安定しています。 どちらも激しく動く小型株にはまったく役に立ちませんが、指数にはかなりの確率で収束するはずです。

日経225先物(日足)チャート

日経225先物(日足)チャート

NYダウ(日足)チャート

NYダウ(日足)チャート

米ドル/円(日足)チャート

米ドル/円(日足)チャート

ユーロ/円(日足)チャート

ユーロ/円(日足)チャート

豪ドル/円(日足)チャート

豪ドル/円(日足)チャート

ポンド/円(日足)チャート

ポンド/円(日足)チャート

エンベロープの+5%に沿う形で日経平均は上昇中。 夜間先物では更に上昇しており9,700円台以上で引けています。 強い。 そろそろ調整が欲しいところですが、為替の一服待ち。 為替の長期の円高傾向もいよいよ終わったのかもしれません。