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貴金属地金の現物取引にはバーチャージという手数料がかかります。 2015年11月20日現在の、購入時の手数料比較。 LBMA(ロンドン地金市場協会)から金の公認溶解業者の認定を受けている「日本マテリアル株式会社」を追加しました。
金地金 販売手数料(バーチャージ) | |||||
重量/個 | 田中貴金属 工業 |
三菱 マテリアル |
石福金属興業 | 徳力本店 | 日本 マテリアル |
1kg | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
500g | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
300g | 16,200円 | – | 5,400円 | 5,400円 | 無料 |
200g | 16,200円 | – | 5,400円 | 5,400円 | – |
100g | 16,200円 | 5,400円 | 5,400円 | 5,400円 | 無料 |
50g | 8,640円 | – | 3,240円 | 4,320円 | – |
30g | – | – | – | 3,240円 | – |
20g | 4,320円 | 3,240円 | 2,160円 | 2,160円 | – |
10g | 4,320円 | 3,240円 | 2,160円 | 2,160円 | 有り |
5g | 4,320円 | 3,240円 | 2,160円 | 864円 | – |
2.5g | – | – | 1,080円 | – | – |
プラチナ地金 販売手数料(バーチャージ) | |||||
重量/個 | 田中貴金属 工業 |
三菱 マテリアル |
石福金属興業 | 徳力本店 | 日本 マテリアル |
1kg | – | – | 無料 | – | – |
500g | 無料 | – | 無料 | 無料 | – |
100g | 16,200円 | – | 5,400円 | 5,400円 | 無料 |
50g | – | – | 3,240円 | 4,320円 | – |
30g | – | – | – | 3,240円 | – |
10g | 4,320円 | – | 2,160円 | 2,160円 | – |
5g | 4,320円 | – | 2,160円 | 2,160円 | – |
銀地金 販売手数料(バーチャージ) | |||||
重量/個 | 田中貴金属 工業 |
三菱 マテリアル |
石福金属興業 | 徳力本店 | 日本 マテリアル |
30kg | 不明 | – | 無料 | – | – |
10kg | – | – | 21,600円 | 21,600円 | – |
1kg | – | – | 8,640円 | 5,400円 | – |
500g | – | – | 4,320円 | 4,320円 | – |
300g | – | – | 3,240円 | – | – |
100g | – | – | – | 2,160円 | – |
国内ではこの5社の地金は、それぞれのマークが刻印されていて安全に購入できます。 ゴールドならば、500g以上は無料ですが、現在1g=5,000円前後なので、1本購入すると250万円かかります。 よっぽどお金に余裕が無い限り、何度も購入できるものではありません。 小分けして購入しようと思うと、手数料が上がり勿体ない。 なんとも、うまくできています。
さて、地金と金貨でどちらが手数料がお得なのか。
1オンスは重さの単位であり、28.3495g。
金貨の場合は、1トロイオンスで31.1035g。
田中貴金属工業のメイプルリーフ金貨1oz(31.1035g)の買取り例
小売り169,484円
税込買取155,164円
地金再生買取価格(プレミアム無)147,790円
地金再生買取価格というのは、コインに傷がついてしまったり、折れ曲がったりしたものの価格。
プレミアム価格で売れた場合のスプレッド(手数料)…14,320円
地金再生買取価格(プレミアム無)で売れた場合のスプレッド(手数料)…21,694円
地金と金貨どちらが手数料がお得かは、購入枚数によりますが、基本的に同じ重量分購入する場合は、地金のほうがお得になります。 地金の場合は、売却時にも手数料がかかるので注意が必要です。 合計500g未満で売却した場合は手数料が発生します。 5gなどの小さいインゴッドばかり買うと、金貨よりも高くついてしまいます。
なるべくグラム数の小さいバーで購入するのが賢い方法ではあるものの、小さければ小さいほど販売手数料(バーチャージ)が嵩んでしまうのが金現物購入の悩みでした。 他社が手数料の値上げを続ける中、日本マテリアルでは、100gの金地金、100gのプラチナバーが手数料無料で販売開始されました。
デザイン(刻印)が気に入るかどうかという問題もありますが(個人的には三菱の刻印が好き)、100gで手数料無料はありがたい話です。
更に、1kgの金地金を100gに精錬加工(分割)するサービスを開始したようです。 マイナンバーにあわせて、節税対策にはもってこいのサービスを打ち出してきました。
尚、日々の販売価格は日本マテリアルのツイッターで公表されています。
国家がデフォルトした際などには、小さい金貨のほうが使い勝手は良いはずです。 また、収集などコレクションしたり、自分の手に取って楽しむには金貨のほうがいろいろ種類があって楽しめます。 従って、どれがお得なのかは、目的次第ということになります。
世界共通のコインを買うなら、金貨、プラチナ貨がおすすめです。 大手地金商のメイプルリーフ金貨やウィーン金貨は、流通品の場合が多い(完全新品ではない)ですが、中には完全新品を取り扱う地金商もある。
完全新品のものは、コレクション用にも良い良いですし、売却する際も、完全新品のほうが傷がなく安心できます。 また、近年ではメジャーな金貨以外にも、バラエティに富んだ金貨を取り扱うようになり、眺めているだけでも楽しめるようなコインが増えています。